2008/5/25号
税の恩典は信金より中小零細企業へ!
―ガバナンスは株式組織の方がよい
―金融審議会で阪大・筒井教授が提言
―信金界 これら提言にどう対応するかが課題
 今年三月から始まった「金融審議会金融分科会第二部会 協同組織金融機関のあり方に関するワーキング・グループ」の討議は、四月に第二回、五月に第三回が行われ、いよいよ「本題」に差し掛かってきた。第三回では、有識者からのヒアリングとして、大阪大学経済学研究科・筒井義郎教授が「協同組織金融機関のあり方」と題し、自論を展開。そこで掲げられた大テーマは、●さらなる規制緩和で競争を激しくし地域金融機関の経営を効率化する●ガバナンスを考えると組合組織と株式会社のどちらがよいのか?●協同組織に対して税の減免をすべきか? 具体的にどのような金融論がこの日の議論のタタキ台≠ノなったのか、同教授のレジュメから追ってみよう。

○地銀や信金は競争度も低く金利も高い
●効率追求 弱者切り捨てに
●株式化でガバナンスが解決するのか



信金中金 新役員体制固まる
―新任理事・監事10氏
 信金中金(理事長・中平幸典氏)は、五月二十二日、新役員候補者を発表した。六月十九日の通常総会終結時に就任の予定。



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