- 2004/9/30号
- 日銀考査は、いらない!
- −検査、考査、監査漬けで、金融機関悲鳴あげる
-
金融機関の体力や健全性等を見るための金融庁(財務局)検査と日銀考査は、かつて車の両輪にたとえられ、現物中心の検査と、計量的・書類中心の考査の交互による金融機関チェックが、牽制作用として銀行等の暴走を防ぎ、無理な経営を阻止する働きとされていた。しかしながらバブル生成と崩壊。95年頃発覚した銀行による検査・考査スキャンダルによって、検査では予告なしの現物検査が、日銀では営業局がらみでそれぞれ問題視された。金融では、大蔵省から銀行局・証券局が分離され、行政部門が金融再生委員会に、検査部門は金融監督庁として総務省の下の独立機関となった。この間、山一證券、北海道拓殖銀行をはじめとする一連の金融クライシスが起き、不良債権の認定・処理が甘かったのではないか――等の指摘が内外から出され、「金融検査マニュアル」による検査が行われるようになったが、ここにきて、「検査と考査が同じ」「検査の方が役立つ」「考査は無意味」との声を聞くようになった。
〇同一化した?検査・考査
〇金融庁検査、人員含め専門化
〇金融システム安定、今や金融庁の権限に
〇益々睨みをきかす金融庁
〇金融庁、ようやく「風評リスク」に注意
- 信金中金、上海に拠点開設
-
- 銚子信金、湘南下す!
- ―関信協野球大会
-
- 80周年記念「細川たかし」ショー開く
- ―ぐんま信金、年金友の会
-
- 地元の星・坂本 九企画展開く
- ―川崎信金、本店ロビーで
-
- 人事異動―岐阜信金、多摩中央信金
-
- 川口発展の礎、白井前理事長葬儀しめやかに
-
- 信金中金・西田専務の尊父の葬儀行われる
-
新聞購読のご案内
出版のご案内