2004/2/15号
新銀行東京、総資産1兆6千億円に
−信金の力、限りなく期待
 東京都では、二月六日午後三時より石原都知事の定例記者会見。続いて「新銀行東京」の役員陣が記者会見を開き、昨秋の新銀行「基本スキーム」に続く新銀行「マスタープラン」を発表した。また、各役員候補者をお披露目≠オ、各氏が新銀行設立に向け前向きな抱負を述べた。
   新銀行は、中小企業融資として、「ポートフォリオ型融資」(無担保で五千万円まで)で二千八百億円、「技術力・将来性重視型融資」で一千二百億円、「シンジケート型融資」で一千四百億円(いずれも第三期)を予定。
 開業三年後、総資産一兆六千億円、百万口座。融資・保証残高九千三百億円、業純百六十一億円、経常利益五十四億円、自己資本比率一三・一%(邦銀トップクラス)、格付けAAを目指す。
 店舗は大手町一−一−三大手センタービルの本店ほか九店。

《質疑応答》
●融資・保証が1兆円未満では少なくないか?
●都は新銀行の運営に関与するのか?
●新銀行行員の給与は?
●少ない人員で、既存金融機関以上の審査体制を築けるのか?
●各債務者ごとに引当率はどの位か?
●いくつ位の金融機関と提携するのか?
●「税金を使おうと使うまいと、健全経営だ」−都・大塚出納長


全信協・信金中金トップは留任の声強い
−勝手格付け≠ノ弱腰だ!の声も
 今年五月から六月は全信協・信金中金理事の改選期となる。一年後にはペイオフ完全解禁を控え、今年は最後の金融再編仕上げの重要な年。後任に適格者が不在とされる今、全信協並びに信金中金トップに対し留任の声も強く、今後の成り行きが注目されている。次に東京、関西を中心に業界の声を取材した。


「政府の景気回復宣言は、東京一部企業だけの話」
−専門新聞協で森田実氏講演



「目利き」伝わるか…
−UFJ銀検査の目黒検査官とは
 今回、UFJ銀行の検査でクローズ・アップされている金融庁・目黒謙一統括検査官は、以前から木村耕三氏とともに「銀行業界で最も恐れられている」検査官と言われ、この両名の名は銀行業界の津々浦々にまで轟いているとされる。

〇職人仕事≠フ実態とは
〇「目利き」のノウハウを後輩検査官に



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人事異動









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