- 2003/12/15号
- 特集・足銀破綻
- −公的資金1兆円投入へ!
- −バブル融資が裏目に…
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十一月二十九日(土)夜、政府関係者は金融危機対応会議を開き、足利銀行(本店・宇都宮市、社長・日向野善明氏)の破綻を認定し、十二月一日、預保法一〇二条第三号に基づき、「一時国有化」した。公的資金投入額は一兆円を越えると見られる。国有化後、譲渡先を見つけ、売却する。なお預金は全額保護する。
日向野頭取は退任し、全銀協会長行で親密先の東京三菱銀行、次期全銀協会長行の三井住友銀行、地銀協会長行の横浜銀行らから役員陣が入る見込み。
銀行の一時国有化は長銀や日債銀に次いで三行目で、地銀では初めて。
ペイオフ部分解禁後の銀行破綻も、初のケース。
☆まず「破綻ありき」だった?!
☆地元にとって「潰すに潰せぬ」銀行だった
☆増資協力の自治体や企業等、ショック
☆大手行は保護で、地方は切り捨て?!
☆今後は地銀、第二地銀再編がターゲットに
☆株式市場への影響、一時的
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