2003/6/5号
りそな、監査法人で国有化
−他金融機関も戦々恐々へ…
 政府・金融庁は、六月十日、先月業務改善命令を受け事実上の国有化となっていたりそなホールディング・りそな銀行から出されていた業務改善計画と公的資金注入要請を受け、正式に公的資金導入を行うことを決めた。劣後ローン、優先株だけでなく議決権を有する普通株を取得し、国は大株主となる。同行は先月十六日、三月期決算で予定していた税効果会計五年の積み増し分が、監査法人から承認を取れずに自己資本が三%弱〜二%台と、四%を大きく下回ることになったために、金融庁から「金融危機の状態にある」として業務改善命令が出され、国有化へ。勝田泰久頭取はじめ執行部幹部が全員辞任。国と新経営陣で再建に向けて新たなスキーム作りが始まる。りそなへの再度の公的資金投入と国有化は、国内にあるメガバンクグループの経営基盤が、相変わらずの不良債権てんこ盛り状態、かなり弱体化していることを改めて浮き彫りにした形となった。次に「りそな国有化」のプロセスと問題点を探ってみた。

☆そもそもムリが多かった合併
☆今後、金融庁との二重行政、問題に
☆りそな、再生して何ができる?
☆りそなの存在感は?


税効果会計、焦点に
 「りそなショック」で、「税効果会計」の問題が急浮上している。
「監査法人の一言によって、金融機関経営が揺るがされることになるのか!?」
金融機関関係者は、早速、警戒感を強めている。

■税効果会計とは
■大手行に税効果依存体質…


宮内庁信組、八十二年の歴史に幕
 宮内庁信組(組合長・羽毛田信吾宮内庁次長)では、六月十一日、某総務課長(56)による十三年間に及ぶ計三億四千四百万円の着服について発表した。六月二日の警視庁職員信組との合併を控え、経理書類を内部精査していたところ、着服が明らかになったとされる。
 預金量が四十六億円しかない小さな同組合にとっては巨額の損失で、急遽、同組合は七月二十八日に清算、警信に事業譲渡の方向となった。なお、同職員は「ギャンブルに使った」などと着服の事実を認めており、近く懲戒免職の上、業務上横領の疑いで警視庁に告訴される模様。

○前時代的な帳簿の操作で発覚しにくかった…
○宮内庁ブランドで監視のエアー・ポケットであった
○「警視庁」側は合併に反対だった


金融機関の横領はなかなか見つからないもの〜?


「あなたの技術、買います」
−西武信金、第四回ビジネスメセナ


リスクに耐える強固な経営基盤を
−関信協第四十四回総会


都信協会長に近藤氏(中ノ郷信組)



菅原洋一ショーに場内うっとり
−三浦藤沢、市民コーラス十七回目に





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